レストラン経営に乗り出したが
以前、あるスポーツの選手をしていました。
高校・大学はスポーツ推薦、実業団チームにも所属し、その後プロへ転向しました。 プロ時代にそこそこ活躍し稼ぎましたが、息の短い世界なので30歳を前にして故障を理由に引退しました。
プロ時代に稼いだお金、それと少しお金を借りるなどして資金を作りレストラン経営に乗り出しましたが、それが運のつきでした。 これまでスポーツばかりをやってきたからまったく商売についてのノウハウがありません。
最初はそこそこ話題になり客も来たんですが、取りたててインパクトもなく大して美味しくもない飲食店はすぐに閑古鳥が鳴いてしまいます。 結局2年も持たずレストランを畳みました。
プロスポーツ選手を止めた後の生活は大変だと思い知った
その後は再就職も難しく、派遣社員と飲食店のバイトで食いつないでいます。
飲食店経営で失敗した時に借金を抱えたので、返済で生活費も足りずお金を借りることもあります。 実業団を辞めずにいればよかったかなと思うこともあります。
プロの方がお金がいいと欲に眩んでしまい、自分の事をよく分かっていなかったんですよね。 たまに自分のことを知っている人に会うこともあるんですが、恥ずかしいのでよく似た人だととぼけています。
中にはもっと堕ちていってしまう人もいるようで、自分はまだ見失わずにいるのでましなのかなとも思います。 今はマイペースに借金返済をしているので、もっと楽になったら仕事もひとつに絞っていきたいです。
もうお金を借りる生活は御免です。
宅建の資格を取って、不動産業関係で安定した職につければと今は考えています。 マンションやアパートの仲介をしている不動産業のお店は、ひとり必ず宅建の有資格者がいることが義務付けられているそうなので、宅建の有資格者であれば、就職が有利になりそうです。